あさのことば 2005年7月27日(水)放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

小堀昇(東洋宣教教会牧師)

小堀昇(東洋宣教教会牧師)

メッセージ: 「隔ての壁を壊して」


 皆さんお元気にお過ごしですか。東洋宣教教会の小堀昇です。今日もご一緒に神様を見上げて歩んでまいりましょう。

 さて、日本語の辞書を開くと面白いことが分ります。たいていの辞書は、「愛」という言葉で始まり、最後は「腕力」という言葉で終わっているのであります。これは象徴的なことだと思うのです。人々は最初は愛をもって多くの事を始めていくのです。しかし、その途中で色々な事があり、お互いにぶつかり、裁きあい、罵りあい、結局最後はつかみ合いの喧嘩になってしまう、暴力に訴えて終わってしまうのであります。

 どんなに良い動機ではじまったとしても、それを、愛によって全てを完成することのできない人間の弱さ、人間の現実がここにある訳であります。

 世界に目を向ければ、国が国に敵対して、人と人とが争っています。日本においてもそうです。少しでも人より先に、少しでも人より上にと、色々なところで争いがあります。そこまで話しを広げなくても、家庭においても同じです。先日私は家内と喧嘩をしてしまいました。ああ言えばこう、こう言えばああ、口角泡を飛ばしての大喧嘩です。社会の最小単位である家庭にすらも争いは絶えません。

 しかし、聖書は言っています。「実に、キリストはわたしたちの平和であります。二つのものを一つにし、御自分の肉において敵意という隔ての壁を取り壊し、規則と戒律ずくめの律法を廃棄されました。こうしてキリストは、双方を御自分において一人の新しい人に造り上げて平和を実現し、十字架を通して、両者を一つの体として神と和解させ、十字架によって敵意を滅ぼされました」(エフェソ2:14-16)。

 イエスは争いのあるところに平和をもたらすお方です。あなたの人生にも真の平和をもたらして下さいます。あなたが今、争いの中にあるならば、キリストを心に迎えて下さい。そこに本当の平和がもたらされるのです。それではまた御機嫌よう。

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