お元気ですか。新座志木教会の弓矢健児です。
わたしたちの教会では、貧困や飢餓で苦しんでいる人々を覚えて、毎年、海外支援バザーを行っています。昨年はイラン大震災の被災者救援のためのバザーを行いました。
しかし、イエスはルカ福音書6章20節で「貧しい人々は幸いである」、21節でも「今飢えている人々は幸いである」と驚くようなことをおっしゃています。なぜでしょうか。イエスは決して貧しいこと、飢えることが幸いであるとおしゃっているのではありません。イエスは「貧しい人々は幸いである」とおっしゃった後に、「神の国はあなた方のものである」とおっしゃいました。また、「今飢えている人々は幸いである」とおっしゃった後に、「あなたがたは満たされる」とおっしゃったのです。つまり、イエスは貧しさや飢えの中で苦しんでいる人々に対して、わたしがあなたがたを神の国に入れる、わたしがあなたがたを満たす、だから、あなたがは幸いなのだ、とおっしゃっているのです。
わたしたちは決して、今現在の物質的豊かさによって、幸福かどうか決まるのではありません。大切なのは「貧しい人々は幸いである」とおっしゃった、イエス・キリストの愛の中で、イエスの御言葉に信頼し、互いに愛し合って生きることです。ここに本当の幸福があるのです。