いかがおすごしですか。三川栄二です。
最近わたしはとても涙もろくなったように思います。テレビのドラマを見ていても、つい涙があふれてきてしまって、家族に気づかれずに涙をふきとるのに苦労します。本を読んでいても、つい感動して涙がこみあげてくることがあります。
わたしたちは生きている間に、実に多くの涙を流します。悲しみの涙があり、悔しさの涙がある。喜びや感動の涙があり、絶望と恐れの涙があります。そしてそのほとんどは、無駄に、無意味に流れたのではないかとわたしたちは考えてしまいますが、詩編ではこのように言われています。
「あなたはわたしの嘆きを数えられたはずです。あなたの記録に、それが載っているではありませんか。あなたの革袋にわたしの涙を蓄えてください」。詩編56編9節です。
神の手許には、わたしたちの涙をためる革袋があって、そこにはわたしたちがこぼす涙の一滴一滴が、無駄に流れることなく、集められているというのです。それは様々な時に流す涙と、そこでのわたしたちの不安や悲しみの全てを、神がすべて知っていてくださるということです。こうして昨日の涙と今日の労苦をちゃんと知ってくださる神が、今日も明日も必要なものを備え、助けてくださると、神は約束されました。あなたもこの約束に支えられて、今日の新しい一日を始めていってください。