いかがおすごしですか。三川栄二です。
昨晩はよくお休みになれたでしょうか。寝床についたらすぐ寝てしまったという方もおられるでしょうが、あるいはなかなか寝付けなくて、ついに朝になってしまったという方もおられるかもしれません。
寝付けないことにも、いろいろ理由があります。とても興奮していたので寝付けなかったという方もおられるでしょうし、心配事が心をふさいで眠れなくなってしまったという方もおられるでしょう。あるいは悲しいことをふと思い出して、涙で床をぬらしてしまった方もおられるかもしれません。
寝付けない夜、悲しみや不安で心がふさぎ、涙があふれてくることもあります。不安と恐れで心が一杯になり、何度も寝返りを打ちながら、朝を迎えることもあるでしょう。
しかし詩編30編6節では、「泣きながら夜を過ごす人にも、喜びの歌と共に朝を迎えさせてくださる」と約束されています。新改訳聖書では「夕暮れには涙が宿っても、朝明けには喜びの叫びがある」と訳されています。たとえ泣きながら夜を過ごし、涙で床を濡らしても、喜びの歌と共に朝を迎えることができるというのです。聖書の一日は、朝から夕ではなくて、夕から朝です。希望の朝から始めて失望の夜に終わるのではなくて、涙の夜から希望の朝を迎えていくのです。喜びの朝をくださる神を信じて、今日を始めていってください。