お元気ですか。坂戸教会の片岡正雄です。
さて、日本人の平均寿命も今や世界一となってしまいました。医学の進歩によってはこれからは男性85才、女性90才も夢ではなくなっているようです。
このような時代に、これからの私たち、あるいは高齢者の人たちの生き方はどのような意義を見い出していったらよいのでしょう。
一つは働きがいの発見の大切さでしょう。いくつになっても、自分のできる仕事を持つこと、たとえそれが小さな仕事でも、その人に使命と責任を与えることは大切でしょう。
二つめは、生きがいの発見です。私がこの世に生きていることが、確かな意味を持っているんだとの自覚を持つことが大切です。
この世に、その人が、この世や社会に役に立つかどうかだけで判断しがちですが、神さまは、私たちの存在そのものを尊び、価値のあるものとして受け入れて下さるのです。神さまはあなたに、わたしの目の前では高価で尊い」と言って下さるのです。
第三に死にがいの大切さです。人間はやがてみな死んでゆくことを素直に認めることです。しかし、同時にイエス・キリストがこの死の壁を打ち破って下さり、私たちを永遠の命へと導いて下さる時、私たちは死んでも死なないのです。イエスは言われました。「わたしは、よみがえりであり命である。私を信じる者は、たとい死んでも生きる」と。