お元気ですか。坂戸教会の片岡正雄です。
よく「生きることは悩みです」というような声を聞きます。いつの時代でもそうですが、現代ほど生きることに迷う時代はありませんね。価値観やライフ・スタイルが多様化し、みな思い思いの生き方を、自由に選ぶ権利を持っています。
かつてのように国が特定の価値観をむりやり強制することはないのですが、それだけに自分の生き方について迷いや不安を覚えているのが現実です。
一人前の大人として自立しなければならないとか、もっと主体的であれ、と言われても、私たちはやはり、自分の決断や生き方に自信がもてないことがあるのです。
若い世代が人格的な成長を拒否し、大人になれない世代だというのは、やはり現代の価値観の不安定さから生まれてくるのでしょう。
一方、中年の危機が叫ばれています。かつて、中年は迷いのない世代とされたものですが、40代から50代にかけての自殺率は、過去10年間に2倍になり、若者の自殺を抜いています。
あるいは、家庭が子育てや憩いの場としての機能を失ってしまったため、夫婦、親子の絆がもろく、か弱くなってしまっているのです。
私たちは古い価値観や家の束縛から解放されたにもかかわらず、以前にも増して、心の病や家庭の危機がやってきているのです。
ですから、今こそ絶対に変ることないお方に頼るべきなのです。イエス・キリストは、聖書に記されているように「きのうも、きょうも、いつまでも変わることがない」愛を私たちに注いで下さる信頼すべきお方なのです。