お元気ですか。ラジオ牧師の山下正雄です。
あるとき、イエス・キリストはこんなことをおっしゃいました。
「このように、悔い改める一人の罪人については、悔い改める必要のない九十九人の正しい人についてよりも大きな喜びが天にある」
これはイエスが語ったたとえ話の結論に出てくる言葉です。羊飼いがいなくなった一匹の羊を必死で探しまわるたとえ話です。羊飼いは九十九匹の羊が手元に残っているからといって、いなくなった一匹をどうでもよいとは考えないのです。
イエス・キリストはこのたとえ話に出てくる羊飼いこそ、天の父なる神の姿であるとおっしゃるのです。神のもとを離れた一人に罪人がいれば、その一人のために時間をさいてご自分のもとへと連れ帰るのです。他にたくさんの人が救われているから、一人くらいはどうでもいいとはお考えにならないのです。神にとって一人を失うことは深い悲しみであり、一人を得ることは大きな喜びなのです。
かけがえのない一人のために神が費やす時間は計り知ることができません。それほどに神はわたしたちを愛してくださっているのです。
きょうのみ言葉・・・「このように、悔い改める一人の罪人については、悔い改める必要のない九十九人の正しい人についてよりも大きな喜びが天にある。」ルカによる福音書15章7節