お元気ですか。ラジオ牧師の山下正雄です。
あるとき、イエス・キリストはこんなことをおっしゃいました。
「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである」
この言葉は、イエスが弟子たちを叱りつけた言葉です。というのは、弟子たちは子どもたちをイエスから遠ざけようとしたからです。弟子たちとても、良かれと思ってしたことだったに違いありません。ただでさえ忙しいイエスを、子どもたちのことで煩わせるのは申し訳ないと思ったのでしょう。弟子たちの動機はどうであれ、結果として、子どもたちを神の国から遠ざけてしまったのです。
大人の都合で子どもたちが当然あずかるべき祝福から遠ざけられてしまうというのは、今の時代も変わらないかもしれません。子どもの数が少なくなったので、一人の子どもにかけることが出来る時間は、今まで以上に長いはずです。しかし、それなのに子どもたちが祝福を味わっているかというと、そうは思えません。
明日は子どもの日です。この機会にもう一度子どもを招いておられるイエス・キリストの言葉に耳を傾けたいものです。
きょうのみ言葉・・・「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである」マルコによる福音書10章14節