お元気ですか。ラジオ牧師の山下正雄です。さあ、きょうも聖書の言葉に耳を傾けましょう。
あるときイエス・キリストはこうおっしゃいました。
「もしあなたがたにからし種一粒ほどの信仰があれば、この桑の木に、『抜け出して海に根を下ろせ』と言っても、言うことを聞くであろう。」
実際、わたしは信仰者の一言によって、桑の木が抜け出して海中に根をおろしたのを見たことがありません。わたしを含めて、この世のクリスチャンはからし種一粒ほどの信仰もないということなのでしょうか。
そもそも、イエス・キリストがこんなことをおっしゃったのは、弟子たちの言葉がきっかけでした。弟子たちは「わたしどもの信仰を増してください」とイエスに願ったのです。
キリストにとっては「信仰を増す」という考え方自体が大それているのかもしれません。たとえそれがからし種よりもちいさくても、キリストを信じ、救われるに足りるだけの信仰であれば十分なのでしょう。
きょうのみ言葉・・・「もしあなたがたにからし種一粒ほどの信仰があれば、この桑の木に、『抜け出して海に根を下ろせ』と言っても、言うことを聞くであろう。」ルカによる福音書17章6節