お元気ですか。新座志木教会の弓矢健児です。
聖書はイエス・キリストを信じる者は、罪から救われ、永遠の命に生きることができる、と約束しています。しかし、神の救いは単に人間だけの救いではありません。
創世記の1章にあるように、神はこの世界をすべて良いものとして創造なさいました。そして、その中に生きる者として人間を創造し、人間に世界を守り、治める使命をお与えになったのです。
けれども、人間は罪を犯し、その使命を果たすどころか、神の御心に反し、戦争や環境破壊によって、神の創造された世界を傷つけてきました。もし、このまま行くならば、この世界は本当に滅んでしまいます。
しかし、神はこのことを決して喜んでおられません。ローマの信徒への手紙8章21節でパウロは「被造物も、いつか滅びへの隷属から解放されて、神の子供たちの栄光に輝く自由にあずかれるからです」と語っています。つまり、神は造られたこの世界を愛し、この世界が再び神の栄光に輝く良き世界として回復されることを望んでおられるのです。
終末はわたしたちの救いが完成する時です。しかし、それは同時に、この世界全体が新天新地として回復され、完成する時でもあるのです。だからこそ、私たちも今からこの世界の回復のために祈りつつ、奉仕して行く者でありたいと願います。