ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井です。
よく私たちは「あの人は最後まで物事をやり通すことのできる強い信念の持ち主だ…」と言う言葉で人をほめることがあります。特に政治家や企業家など強いリーダーシップを発揮しなければならない人にとっては、この信念があるか、ないかという事はたいへんに重要なことのようです。
しかし、私たちが誤解してはならいことはこの信念と聖書が言う信仰には大きな違いがあるということです。
「信念」はある意味で、私たち人間の側が備える才能の一つであると考えてよいでしょう。ですから人によって信念の強い人もいれば、反対にそれが弱い人もいるのです。
ところが聖書の語る信仰は人間に備わっているそのような才能を言っているのではありません。聖書は信仰を神様から私たちに与えられる贈り物だと教えるのです。ですからこの信仰を神様からいただいた人は誰でも神様の約束を信じて、それに従って生きることができるようにされるのです。
もしかしたらあなたは今までこの信仰を信念と同じものとして誤解してはいませんでしたか。信仰は神様が与えてくださるものです。ですから、あなたがたとえ弱い信念の持ち主であっても、神様はあなたに信仰を与えて、素晴らしい約束をあなたの人生の上に実現してくださるのです。
聖書の言葉
「信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです。」ヘブライ人への手紙11 章1節