あさのことば 2004年11月23日(火)放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

長石 肇(新所沢教会牧師

長石 肇(新所沢教会牧師)

メッセージ: 「揺るぎない確信」


 いかがお過ごしですか。新所沢教会の長石です。

 イエス様が世の終りに再び来られるという約束を、ご存知でしょうか。しかし不思議なことに、イエス様は「その日、その時はだれも知らない。天使たちも、子も知らない。父だけがご存じである」と言われました。イエス様は全知全能の子なる神なのに、「子も知らない」とはどういうことでしょうか。それは全知全能に反する言葉ではなく、父なる神様への信頼を示す言葉なのです。つまりイエス様が父なる神様に服従し、その御旨に、全く身を委ねられたことを示しているのです。

 それと同じことが、十字架のお姿にも見られます。人々はイエス様を罵って言いました。「神の子なら、自分を救え。十字架から降りて来い。」もちろんイエス様は、全能の神の子として十字架から降りてくることもできたでしょう。しかしそれをせず、あえて無力の中に留まられたのは、神の御旨に服従されたからです。そのようにイエス様の全生涯は、神への自発的な服従によって、人間の弱さの中に留まり続けた救い主としての生涯でした。

 ですから、「その日、その時は、子も知らない」とは、イエス様の父なる神様に対する永遠の愛と、信頼の絆を表しています。この事実は、それを知る私たちにとっても、神への揺ぎ無い信頼と、救いの確信を与えてくれるのです。

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