いかがおすごしですか。三川栄二です。
わたしたいは、一年間を、春・夏・秋・冬とたどっています。このように巡ってくる季節の中で、あなたはどの季節が好きですか。秋が好きだと言う方がおられると思います。枯葉が舞い落ちる中を、落ち葉を踏みしめながら、しずかに物思いにふける季節です。虫たちの合唱を聞きながら、これまでたどってきた歩みを振り返り、自分を見つめなおす季節、そうして自分の歩みを踏み固めていく季節です。
しかしそこで何度も、足許をすくわれるような問題に出会ってきました。安心して頼ってきた土台が、もろくも崩れ去っていくことを経験し、そうして自分の生活や健康が、どれほどもろい土台の上に建てられているかを、いやというほど味わわされてきたのです。しかし神さまは約束されました。
「水の中を通るときも、わたしはあなたと共にいる。大河の中を通っても、あなたは押し流されない。火の中を歩いても、焼かれず、炎はあなたに燃えつかない」と。イザヤ43章2節です。
足許がひっくり返るような激しい流れの中に立たされても、そこで押し流されることがない、心が焼け付くような悲しみや苦しみに出会っても、それで心が焼け付くことはなく、人生が燃え尽きてしまうことはないと。その苦しみのただ中で、「わたしはあなたと共にいる」と神さまが約束してくださるからです。「わたしはあなたと共にいる」と約束される神さまに、今日も支えられていきましょう。