今日もお元気にお過ごしですか。三郷教会の持田浩次です。
イエス様が十字架にかかられる数日前のできごとでした。弟子たちと町々村々を巡りあるいて、エルサレムの都に近づいてきたところで、人びとがイエス様のところに赤ちゃんを連れてきました。その様子を見ていた弟子たちは、人びとを叱りました。
イエス様の時代には、赤ちゃんが生まれて1歳になると、ラビと呼ばれるユダヤ教の指導者のところに連れて行って、祝福の祈りをしていただくという習慣がありました。
この時も、人々はイエス様に赤ちゃんを祝福していただこうと思って連れてきたのです。
弟子たちが人びとを叱ったのは、イエス様のもとに幼子が来ることはふさわしくないと考えたのかも知れません。
けれどもイエス様は、「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。はっきり言っておく。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。」と言われて招きました。
幼子は、親からの贈り物をまっすぐ素直に受け取ります。そして、何のためらいもなく、親の元に近づきます。
神の国とは、イエス様の救いのことです。どんなに歳をとっても、幼子のように神様を信頼し、神様からの救いと恵みをまっすぐに受け入れる心を持ちたいものです。
今日の聖書の言葉、イエス・キリストの言葉。
「はっきり言っておく。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。」
ルカによる福音書18章17節