あさのことば 2004年9月15日放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

弓矢 健児(新座志木教会牧師)

メッセージ: 新しい生き方


お元気ですか。新座志木教会の弓矢健児です。

 以前、ある人が「どんなに罪を犯しても、キリストを信じるだけで救われるなんて言うのは、虫の良い考え方だ」とおっしゃいました。つまり、その方はキリストを信じて救われているなら、どんなに悪いことをしても赦される、というのは不合理だと言うのです。確かに、もしわたしたちが「自分はキリストを信じて救われているのだから、何をしても良いのだ」と考え、好き勝手に生きるなら、それは大きな過ちです。しかし、神がわたしたちにお与えになる信仰というのは、単に罪が赦されるということに留まりません。キリスト教信仰というのは、罪赦された者を、今度は神の僕として新しい生き方へと促す信仰でもあるのです。

 パウロはコロサイの信徒への手紙2章6節で「あなたがたは、主キリスト・イエスを受け入れたのですから、キリストに結ばれて歩みなさい」と教えています。つまり、キリストを信じるということは、ただ単にキリストが救い主であるということを頭で理解することではないのです。そうではなくて、このキリストというお方を心から信頼し、この方に従って、この方と共に新しい人生を歩み始めるということなのです。

 わたしたちは信仰によって罪赦され、救われると共に、信仰によって、日々清められ、新しい人生へと導かれて生きるのです。

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