お元気ですか。新座志木教会の弓矢健児です。
一般の方が、よくキリスト教信仰について誤解しておられることの一つに、クリスチャンになるには、善い行いや清い生活をしなければならないのではないか、という考えがあります。確かに、使徒パウロはエフェソの信徒への手紙4章24節で、「真理に基づいた正しく清い生活を送るようにしなければなりません。」と教えています。しかし、ここで間違えてならないことは、わたしたちが清い生活を送らなければ信仰が与えられないとか、わたしたちの清い生活の結果として救われる、というのではないと言うことです。
パウロはローマの信徒への手紙3章23節、24節で、「人は皆、罪を犯して神の栄光を受けられなくなっていますが、ただキリスト・イエスによる贖いの業を通して、神の恵みにより無償で義とされるのです」と教えています。
つまり、わたしたちは、わたしたちの身代りとして、十字架で罪を償ってくださったキリストの故に、このままの姿で、神から罪赦され、救われるのです。クリスチャンの救いの根拠は、わたしたちの行ないにあるのではなく、キリストにこそあるのです。ですから、わたしたちに必要なことはただ一つ。この救い主イエス・キリストを心から信じ、受け入れることなのです。