お元気ですか。青葉台教会の臼井弘です。
新約聖書ローマの信徒への手紙8章28節にはこのように記されています。
「神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています。」
もう21年も前のことになりますが、私がアルゼンチンの日本人教会の牧師として赴任する時に、私の父はこの御言葉を色紙に書いて手渡してくれました。
私が17年間アルゼンチンにおります間は大きな病気もせずに過し、日本に帰国したのですが、帰国して間もなく具合が悪くなりました。どこが悪いのか判りませんでしたので、病院で検査してもらったところ、膵臓に問題があることが判り、手術を受けることになりました。膵臓ガンでしたが、発見が早く、初期でしたので助かりました。
大学生の長女と次男を残しての帰国でしたから、帰国を数年先に延ばしたい思いもあったのですが、もしそうしていたらきっと助からなかったろうと思います。
これは、神様が万事を益となるように導いて下さったことのほんの一例にすぎません。
私たちが経験する様々な苦しみや病気や困難も、皆私たちの益となるように神様がして下さるのですが、私たちにとっての最善の益とは、永遠の命と神様の栄光に与ることです。イエス・キリストを信じるとは、万事が益となることを信じることなのです。