ご機嫌いかがですか。新浦安教会の牧師、足立です。今日は、「深呼吸の必要」という映画のお話です。
私は、6月に「深呼吸の必要」という映画をみました。
7人の若者たちが本州から沖縄に渡ってサトウキビ刈りのアルバイトをした物語です。高さ3メートルを超える7万本のサトウキビを、若者たちは35日間ひたすら刈ります。共に食事をし、疲れて眠ります。時に小さな喧嘩をします。実に日常的な映画です。
だが、見ている私は、元気をいただきました。キビを刈る若者たちの顔と動作が、映画が進むにつれて、真剣でひたむきになります。そして、若者たちはそれぞれの心の傷を癒して行くのです。
主人公の女性が映画の中で大きく深呼吸をします。そして、彼女は言います。「あたしで、いいんだ」と。そして、キビ農家の御主人も若者たちを、「ダメになったら、最初からやり直せばいい」と励まします。
主イエスはニコデモにヨハネによる福音書3章8節にこう言われました。
「風は思いのまま吹く。あなたはその音を聞いても、それがどこから来て、どこへ行くかを知らない。霊から生れた者も皆そのとおりである。」
私たちもサトウキビ刈りの若者たちと似ています。信仰に挫折することがあります。時には大きく深呼吸してみましょう。主イエスは、私たちに「今のあなたでいいんだ」、「失敗したら、もう一度やり直そう」と励ましてくださいます。だから、今日も私たちは信仰を続けているのです。