ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。
イエス様が、十字架の死のあと復活して生きておられる。
このことは、イエス様の最も側近の弟子達でさえ、最初は信じることができませんでした。その典型的な一人がトマスという弟子でした。他の弟子たちがトマスに向かって、イエス様は復活された、復活したイエス様に出会った、そういうふうに報告すると、トマスは言います。
「あの方の手に釘の跡を見、この指を釘跡に入れてみなければ、また、この手をそのわき腹に入れてみなければ、わたしは決して信じない。」。
その8日後のことです。再び復活したイエス様が弟子たちに現れました。今度はトマスもいます。イエス様は、トマスに言います。
「あなたの指をここに当てて、わたしの手を見なさい。また、あなたの手を伸ばし、わたしのわき腹に入れなさい。信じない者ではなく、信じる者になりなさい。」。
どうでしょう。トマスが8日前に言ったことの、全部裏返しの言葉ではないでしょうか。
トマスは言ったのです。「あの方の手に釘の跡を見、この指を釘跡に入れてみなければ」。イエス様はおっしゃいます。「あなたの指をここに当てて、わたしの手を見なさい。」。
またトマスは言っていたのです。「この手をそのわき腹に入れてみなければ」。イエス様はおっしゃいます。「あなたの手を伸ばし、わたしのわき腹に入れなさい。」。
そしてトマスは言っていたのです。「わたしは決して信じない。」。イエス様はおっしゃいます。「信じない者ではなく、信じる者になりなさい。」。
そうです。たとえこちら側の目に見えていなくても、イエス様は見守っていてくださっているのです。