いかがお過ごしでしょうか。東京教会の今井献です。
マタイ福音書6:25以下に有名なイエス様の説教が載っています。
「だから言っておく。自分の命のことで何を食べようか何を飲もうかと、・・・思い悩むな。・・・あなたがたが思い悩んだからといって、寿命をわずかでも延ばすことができようか。何よりもまず、神の国と義を求めなさい。・・・明日のことまで思い悩むな。」
イエス様は、この中で「明日のことまで思い悩むな」とおっしゃいましたが、将来のために何の備えもする必要がないと教えているのではありません。逆に最も大切なことに備えることを教えておられます。
最も大切な事とは何でしょうか。生と死です。そして、人の生と死は、他の生き物の生と死とは全く違います。なぜなら、人は生と死の意味を問い、答を見つけたいと切実に願うものだからです。
人は死なねばなりません。そして、人生の終りを意識して、そのための準備をいたします。年金・介護保険なども、生活の問題だけでなく、終り方の準備であるといえないでしょうか。
「自分の命のことで何を食べようか何を飲もうかと、・・・思い悩むな。」こうイエス様はおっしゃいました。しかし、自分の命について、悩まずにいることはできませんね。
生と死は神がお決めになること、明日のこと、将来のことも神の手の中にあることをイエス様はご存知です。それゆえ、神を天の父とすることが最もよい備えであるとお教えになりました。イエス様を信じ、神をわたしの神、天の父としてください。