いかがお過ごしでしょうか。東京教会の今井献です。
宗教を信じるとは、非科学的であるだけでなく、怖いことではないか、と考える人はいませんか。 確かに、宗教の中には、人格と生活を破壊するカルトと呼ばれるものもあります。けれども、古来、宗教は人に生きる意味と人生の指針を与えてきました。
宗教は、人の魂、心の奥底に触れるものであるため、信じる者の人格と生き方を変える力があります。それゆえ、破滅的な宗教に入信することは危険です。また、伝統的な宗教であっても、教えの一部を極端に強調して信者に強いるとき、敵意や争いを引き起こすことがあります。
今日の日本では、いろいろな理由で宗教を否定する風潮があります。けれども、宗教の価値を否定することは、現代社会においても大きな損失です。人は、生と死の意味を問う者であるという点で、本来宗教的な存在だからです。宗教あるいは信仰は、心の奥底、あるいは魂にとどき、生と死に答を与える力があります。それゆえ、信仰は境遇に左右されることなく、生きることの実感と満足を信じる者に与えることができます。
わたしたちは、科学の知識、学問の認識、社会的地位、財産などを手にすることで喜びと満足を得ることも確かです。けれども、それらは、魂にとどくものではなく、本当の意味で人を支える力にはなりません。
人は、神を信じ、崇めることによって、心に平安を得ます。聖書を読み、イエス・キリストを我が主、我が神と信じ、まことの平安を得てください。