いかがおすごしですか。三川栄二です。
わたしの叔母は若い頃、自殺を図ったことがありました。熱海の錦ヶ浦という、飛び込み自殺で有名な場所で、海に飛び込もうとしたのですが、その時、「ちょっと待て、死ぬのは後でも遅くない」と書かれた看板に目が留まったのです。そこにはさらにこう書いてありました。
「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」マタイ11章28節で、主イエスが語っておられる言葉です。
叔母は、隣町で牧師をしていた兄、つまりわたしの父を思い出し、教会に来て、しばらく一緒に暮らすことになります。 悩んで自殺しようとした叔母でしたが、その自分の悩みと重荷を主イエスに降ろすことで、生きる勇気と力を得ることができました。
クリスチャンとなった叔母は、結婚して子供や孫まで恵まれましたが、再発したガンによっておととし亡くなりました。ガンの苦しい治療と戦って召された叔母が、最後に言った言葉はハレルヤでした。ハレルヤとは神さまを賛美しますという言葉ですが、一度は生きる意欲さえなくした叔母が、最後にはハレルヤと言って地上を去ることができたのは、心の重荷と悩みを委ね、あずける方を持っていたからです。
あなたは、自分の重荷を預ける方をお持ちですか。主イエスはあなたにも、「疲れたもの、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう」と招いておられるのです。