いかがおすごしですか。三川栄二です。
イスラエルに死海という不思議な湖があります。塩分濃度が高いため、どんなものでも浮かんでしまうことで有名で、泳ぎの得意でない人でも浮かぶことができます。実際に死海に行って、泳いだことがありますが、普通にうつぶせになって泳ごうとすると、なかなかうまくできません。どうしたら上手に浮かぶことができるか、コツがあります。それは必ず浮かぶことを信じて、背中からそっと水の上にあおむけになって、自分の体をまかせることです。自分で浮かぼう、泳ごうとしないで、そっと自分の身を委ねる、それが上手に浮かぶコツなのです。そうしないと、かって水の中でじたばたすることになるのです。
聖書は、「あなたの重荷を主にゆだねよ。主はあなたを支えてくださる」と呼びかけます。詩編55編23節です。神さまにしっかりと支えられて生きるということは、自分の力でじたばたしようとせずに、そっとそのまま自分を神さまにあずけ、委ね、任せることなのです。まかせきれないでいると、かえって具合悪いことになります。じたばたともがいて沈みかけ、水をたくさん飲んでしまいます。上手に浮かび、うまく支えられて生きる、それは自分自身をそのまま神さまに委ね、まかせることなのです。
「あなたの重荷を主にゆだねよ。主はあなたを支えてくださる。」