「3匹の山羊のがらがらどん」という有名な北欧の民話があります。長い間、子供達に好まれてきたおはなしです。
ここに登場する3匹の山羊は、草場に行って太ろうとします。つまり、これは自立をしようとする物語です。その途中に川があり、橋の下にトロルという化け物のような存在がいてジャマをします。トロルは、子供の自立を阻む圧力と言っていいでしょう。
さて、小さい山羊は第一反抗期、つまり1才半〜3才位。中位の山羊は第二反抗期、少年から青年に移行する思春期と考えられます。ここまではきっと誰でも納得すると思います。
ところが、三番目の大きな成長しきった山羊は、どうして自立しなければならないのでしょう。もう十分に、声も体も力も成熟しているように見えるのに・・・・・。
人は誰でも、青年期からほんとうの大人になるようにと、神様から求められている反抗期があると思いませんか?社会・世界・宇宙・人生への反抗です。「人は何のために生きるのか」を問う反抗です。永遠を思い、神を求めるための反抗期です。これが第三反抗期です。
神様はこう言っておられます。コヘレトへの言葉3章11節。「神はすべてを時宜にかなうように造り、また永遠を思う心を人に与えられる。」