あさのことば 2004年6月15日放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

小堀 昇(東洋宣教教会牧師)

メッセージ: 失敗は成功へのステップ


 お元気にお過ごしですか?東洋宣教教会牧師の小堀昇です。今日もご一緒に神様を見上げて歩んでまいりましょう。

 私達は皆1回だけの人生、80年、29200日成功した歩みをしたいと願っています。成功する人と、失敗する人の違いは、二つあるそうです。
 第一に、成功した人は成功するまでやり続けた人です。途中で諦めてしまう人に成功はもたらされません。誰でも一晩で成功したいと思いますが、それは不可能です。
 第二に、失敗を肯定的に据えることです。チャレンジをする度にうまく行かずに失敗をする。しかし、その失敗の積み重ねが成功に繋がる道筋のようです。失敗の積み重ねと言いましたが、それは、成功する人にとっては、次のステップへの起爆剤、大きな新しい一歩となるのです。

 あの発明王、エジソンが、フィラメントを発明するために、何千回も失敗した話は有名です。それを新聞記者が皮肉ったときに、エジソンは言ったそうです。「これは失敗ではない。私はこの方法ではうまく行かないという事を何千通りも発見したのだ。」人が失敗と考えてしまうような事も、「次の宝」へと変えてしまうところに、大きな違いがあります。この様に考えるならば、実はこの世界に失敗はないのです。全てが次の事柄へのステップとなっていくのです。この事を心に留めて歩んでいくならば、人生必ず成功できます。

「苦しみにあったことは、私にとって幸福でした。私はそれであなたの掟を学びました。あなたの御口の教えは、私にとって幾千の金銀にまさるものです」(詩編119:71−72)。

 失敗と見えるような事も、人生の宝に変えて下さる神とともに歩んでまいりましょう。それではまたごきげんよう。

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