お元気ですか。新座志木教会の弓矢健児です。
以前、ある他の宗教の方とお話をする機会がありました。その時「キリスト教を信じると、どんなご利益があるのか」と聞かれました。その方の宗教では、熱心にお題目を唱えるなら、病気や事故には遭わない。その他、この世での色々な利益も与えられ、幸福に過ごすことができるとおっしゃるのです。 わたしはその時、キリスト教では、信じたら、病気にならないとか、事故にあわないとか、商売がうまく行くとか、そんなことは約束しませんと言いました。そうしたら、その方は、「そんな教えでは誰も喜んで来ないでしょう」と言われました。
確かに、現実の世界を見たとき、人間の願望を満足させることを約束する宗教等には、多くの人が群がっています。そのような現象と比較した時、教会の姿は確かに地味であるかもしれません。しかし、それならキリスト教信仰が約束している恵みは、地味なこと、些細なことなのでしょうか。そうではありません。ガラテヤの信徒の手紙3章26節は信仰が与える恵みを次のように教えています。
「あなたがたは皆、信仰により、キリスト・イエスに結ばれて神の子なのです。」
キリスト教信仰があなたに与える素晴らしい恵み、それは私たちがキリストにあって神の子とされるという恵みです。これ以上に大きな恵みは、決して他にはありません。