ご機嫌いかがですか。新浦安教会の牧師、足立です。今日は、日本国憲法に従うというお話です。
ローマの信徒への手紙13章1節をお読みしましょう。
「人は皆、上に立つ権威に従うべきです。神に由来しない権威はなく、今ある権威はすべて神によって立てられたものだからです。」
使徒パウロが語る権威とは、何でしょうか。為政者のことでしょうか。今ある権威とは何でしょう。
それは、私たちにとって日本国憲法のことです。これが、私たちにとって上に立つ権威、今ある権威です。私たちは、皆、日本国憲法に服従しなければなりません。それは、神に由来する権威であり、神が立てられた権威だからです。
今、巷では憲法の改正が叫ばれています。しかし、今私たちがしなければならないのは、憲法に従うことです。イラクに自衛隊を派遣することでなく、憲法の平和主義と第9条に従い武力を放棄し、対話によって紛争の解決を見出す努力をすることです。それが、日本国憲法を神さまがこの国に立てられた御心であると思うのです。
イエス・キリスト御自身、武力や暴力によって私たちの救いを成し遂げられませんでした。私たちの命を犠牲にすることでなく、自らの命を犠牲にすることによって、私たちに命と平和をもたらされたのです。イエスさまに感謝します。