いかがお過ごしでしょうか。東京教会の今井献です。
テレビや新聞などで、子供が親に虐待されて死亡するという出来事が数多く報道されています。今年の1月には、同じ家の中で子供が餓死寸前まで追い詰められたというニュースが流れました。
人が生きるとはどういうことか、人の命とは何だろうかと考えさせられます。
聖書は、人の命はひとつであると教えます。一人ひとりに一つずつの命があるというのではありません。一億人いれば一億の命があるのではありません。人が何十億いようと命は一つであると教えます。
エフェソ書4章13節に次のように記されています。「わたしたちは、皆、神の子に対する信仰と知識において一つのものとなり、成熟した(一人の)人間になり、キリストの満ちあふれる豊かさになるまで成長するのです。」
たとえ何十億人いようと、ひとりの人間のように成長していくのが人である。これが聖書の教えです。そして、人には、神の命、キリストにある永遠の命という一つの命しかないとも教えます。
同じ屋根の下に暮らす家族であろうと、バラバラにしか生きられない。仲良く暮らそうと願っても、いがみ合ってしまう。それがわたしたちの生身の姿です。また、平和を造るといって戦争をはじめるのも人間です。
聖書は、人は皆罪のために死んでいるとも教えます。ばらばらに好き勝手に生きることしかできないからです。
聖書を読み、教会に来て、まことの命を得てください。