いかがおすごしですか。三川栄二です。
今週は受難週といって、イエス・キリストが十字架にかかって死なれたことを覚える1週間です。「友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない」と主イエスは語られました。
愛とは、自分を満足させることではなくて、相手が生きるようになることではないでしょうか。相手が生きるようになるために、自分を与え、自分の一番大切なものさえ相手に捧げていくのです。
主イエスは、本当の愛とは「友のために自分の命を捨てること」だと教えられ、それを十字架によってお示しになりました。「イエスは、わたしたちのために、命を捨ててくださいました。そのことによって、わたしたちは愛を知りました。」ヨハネ第一の手紙3章16節です。
相手を生かすために自分の一番大切なものを捧げる、それが愛することです。一番大切なものとは何でしょうか。それは命です。命を捧げるとは自分自身を捧げることです。相手が生きるようになるために自分の命を与え、その命によって相手が生きるために自分に死ぬのです。主イエスは、罪のうちに死んでいるわたしたちを生かすためにご自分の命を捨て、ご自分を捧げることでわたしたちへの愛を示してくださいました。それが主イエスの十字架でした。そしてこの十字架に、わたしたちへの主の愛がはっきりと表されています。ご自分の命を与えることであなたを愛された十字架のイエス・キリストを、あなたも受け入れてください。