お元気ですか。横浜中央教会の立石章三です。
世の中はずいぶん不景気で大変ですね。私も学生時代、日雇労働者で生計を立てていましたが、当時は職安に朝早くから並んで、仕事の整理券をもらうのが大変でした。
さてある時、3人の人が建設現場に雇われてきました。現場監督が仕事の説明をします。「このセメントとブロックをあそこへ運んでくれ」。一番目の人はすぐに一輪車にセメント袋を積み込み始めました。監督に気に入ってもらい、明日もこの仕事にありつきたいのです。2番目の人が監督に尋ねました。「何を作るんですか?」「ブロック塀だよ」と監督が答えました。2番目の人も早速運び始めました。3番目の人がさらに尋ねました。「この工事は何を作っているのですか」。「遊園地だよ」と監督が答えました。「そりゃ楽しいな。おいらは遊園地を作るのか」彼は嬉しそうに働き始めました。しばらくして監督が3番目の人に言いました。「明日から職安に並ばずに直接この現場に来なさい。遊園地ができるまで雇ってあげるよ」。
自分の働きは何のためなのか。人は目的と意味のない仕事を長続きさせることができません。同じように、目的のない人生にはやりがいは生まれません。あなたは何のために生きているのでしょうか。あなたの人生の目的は何でしょうか。聖書はこう言います。「唯一の主、イエス・キリストがおられ、万物はこの主によって存在し、わたしたちもこの主によって存在している」。そうです。私たちはキリストによって存在させられ、地の塩、世の光となって、キリストの栄光を表すために生きているのです。この方に出会わなければ、私たちは食うためにだけ生きているのです。