今日もお元気にお過ごしですか。持田浩次です。あなたに、イエス・キリストの恵みと平安がありますように。
人生は、日々、判断の連続だと思います。とても大事な判断をする時もありますし、たいしたことのない判断をすることもあります。
旧約聖書に記されているモーセは、もともとイスラエル人の子供でしたが、エジプトの王女に拾われて、王様の家で育ちました。
当時、イスラエル人はエジプト人の奴隷として虐待されていましたがモーセは、エジプト人として豊かで楽な生活をしていました。
ところが、40歳になったとき、モーセは、人生で大きな決断をしました。エジプト人であることをやめて、イスラエル人になったのです。つまり、虐待する側から、虐待される側に変わる決断をしました。
大企業の社長さんが、新入社員になるような、まったく反対の立場になる決断でした。
ヘブライ人への手紙11章24と25節には、こう書かれています。「信仰によって、モーセは成人したとき、ファラオの王女の子と呼ばれることを拒んで、はかない罪の楽しみにふけるよりは、神の民と共に虐待される方を選びました。」
彼は信仰によって、神様の民としての価値の大きさに気がついたのです。今日のあなたの小さな判断も、大きな判断も、きっと神様が、正しく判断する力を与えてくださいます。
今日の聖書の言葉。
「兄弟たち、物の判断については子供となってはいけません。悪事については幼子となり、物の判断については大人になってください。」コリントの信徒への手紙1 14章20節