お元気ですか。新座志木教会の弓矢健児です。
私たちは今、21世紀という時代に生きています。しかし、相変わらず世界の各地で紛争や戦争が行われています。不正や差別、凶悪な犯罪も後を絶ちません。
こうした罪の現実の中で、私たちはともすると、「神がおられるのなら、どうしてこんなことが何時までも続くのか。神はなぜこのような罪や悪を、今すぐにでも滅ぼしてくださらないのか」、このように思うことがあります。
しかし、このように考える時、よく考えてください。もし、神がこの世界の「罪と悪」を直ちに滅ぼしたなら、その時、あなた自身はどうなりますか。自分だけはそのような神の裁きからは例外だと思いますか。とんでもありません。新約聖書でパウロが教えているように、私たち人間はすべて罪人です。罪の無い人は誰もいません。誰も神の前で正しい者とはされないのです。ですから、もし神の裁きが、そのままこの世界に下されたなら、私たちは誰一人として救われません。
しかし、神は私たちを愛しておられます。私たちが、そして、この世界が裁きによって滅びることを決して望んではおられません。だからこそ、神は今忍耐して、私たちが罪を悔い改め、神のもとに立ち帰るのを待っておられるのです。