ごきげんいかがでしょうか。今週1週間、この番組を担当します、東京都中野区にあります江古田教会の風間義信です。どうぞよろしくお願いします。
節分、立春を過ぎたとはいえ、まだまだ1年の中でも最も寒い時期のようですね。けれども、季節の変化の豊かな日本では、春を待ち望む時が今なのかもしれません。待ち望む、希望を持つ、これは人間だけに与えられた素晴らしい特権です。
ところが、この先を思う思いを悪用してしまうことがあります。それはまだ起こってもいないことがもう既に起こってしまったかのように不安になってしまうことです。その結果、ますます落ち込んでしまいます。けれども、聖書を通して与えられるものはそうではありません。新約聖書のヘブライ人への手紙11:1には
「信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです。」
とあります。これこそ私たちに約束されているものです。
こんなこと願ってもとても無理ではないか、どうせやっても駄目だと。限られた私たちの中からは、とかくこのような思いが出てきそうです。だからこそ、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認する信仰が私たちには必要なのです。自分の小さな考えがすべてなのではなく、あなたを超えた限りない神様に望みを置く信仰が与えられますよう願っています。