ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井です。
アメリカ合衆国の第33代大統領であったハリー・トルーマンについてのお話です。ある日、トルーマン記念図書館を訪れた彼を近所からやってきていた中学生たちが取り囲みました。そこで中学生たちはトルーマンにこう質問したのです。「あなたは大統領にもなった方ですから、きっと中学生のころは成績もよくて、人気もあったのでしょう」。すると、トルーマンはすぐに首を横に振って、「いえ、私の成績は悪かったし、人気もないただの眼鏡をかけた中学生でした」と答えたのです。その答えに満足できなかった彼らは「それではあなたはどうして大統領にまでなれたのですか」と質問します。トルーマンはこの質問に次のように答えました。「それは神様がいつも私の味方であると信じていたからだと思います。だから、どんな困難な出来事が起こっても、私は勇気を失うことがなく、希望をもって生きることができたのです」。
トルーマンが言うように新約聖書の中で使徒パウロは「神様が私たちの味方である」と教えています。そして神様が私たちの味方である証拠は大切な独り子イエス・キリストを神様が私たちに与えてくださったところにはっきりと表されていると言うのです。どうやらトルーマンの人生の秘訣はこの聖書の御言葉にあったようです。
聖書の言葉
「もし神様がわたしたちの味方であるならば、だれがわたしたちに敵対できますか」。ローマの信徒への手紙8章31節