あさのことば 2004年1月30日放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

足立 正範(新浦安教会牧師)

メッセージ: ゆるしゆるされる喜び


 ご機嫌いかがですか。新浦安教会の牧師、足立です。

 イエスさまは、お弟子たちに「こう祈りなさい」とおっしゃって、主の祈りを教えてくださいました。今日は、「わたしたちの負い目を赦してください。わたしたちも自分に負い目のある人を赦しましたように。」という祈りを学びましょう。

 キリスト教会の礼拝に出席しますと、どこの教会でも主の祈りを祈り、使徒信条を一緒に告白します。その使徒信条のおわりは次のように告白しています。「我は聖霊を信じる。聖なる公同の教会、聖徒の交わり、罪の赦し、身体の甦り、永遠の生命を信じる。」
 このように聖霊に満たされたキリストの教会は、ゆるしゆるされる喜びの場であります。
 わたしたちは、すでにキリストの十字架によって神さまに罪を赦していだたいています。同時にわたしたちも、「わたしに対して犯した人の罪を、すでに喜んで赦しました。」と言えますのが、キリストの教会の交わりです。

 本当にあったお話です。ある母親が息子を殺されました。息子を殺した青年がクリスチャンとなり、母親に謝罪に来ました。母親は青年を許せませんでした。だから母親は、礼拝の中で主の祈りを祈りませんでした。そのたびに母親は思いました。イエスさまは、十字架によってわたしの罪を赦してくださった。母親が、青年を赦しましたとき、彼女は主によって失った息子を得ることができました。青年が彼女の息子となったからです。

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