いかがお過ごしでしょうか。東京教会の今井献です。
ヨハネ福音書14章を読むと、十字架にかけられる前の晩、イエス様は弟子たちに「心を騒がせるな。神を信じなさい。そして、わたしをも信じなさい。」と命じておられます。
はたして、人は心を騒がせないでいることができるのでしょうか。わたしたちは、明日、あさってに何が起こるのか、自分がどうなってしまうのかさえ分かりません。まして、5年後、10年後にはどうなっているのか。考え始めると心を騒がせないでいることなどできない、という方もおられることでしょう。
イエス様は、「神を信じなさい」とおっしゃいます。けれども、神だっているかいないか分からないじゃないか、神も30年後も同じようにあてにならないのじゃないか、そう考える方もおられるでしょう。
ですから、イエス様は、「わたしを信じなさい」ともはっきりとおっしゃいました。このことはとても大切です。
イエス・キリストは、神が人となっておいでになり、しかも十字架につけられた生身の人間です。また、イエス様に起った十字架も復活も、将来のことではなく、2,000年前にすでに起ったことです。 それゆえ、イエスを信じるとは、何の保証もない救いを期待するのではありません。いるかいないか分からない神を信じるのでもなく、イエス・キリストにおいてあらわれた神様を信じることができます。イエス・キリストを信じて、心を騒がせることのない者になってください。