あさのことば 2004年1月2日放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

山下 正雄(ラジオ牧師)

メッセージ: 主を待ち望む


 新しい年を迎え、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。ラジオ牧師の山下正雄です。
 年が改まる時、元気に一歩を踏み出したいと願うのは、みんな同じ思いです。去年の重荷を全部どこかにおいて、新たな力を得て新しい年の歩みをはじめたいものです。

 ところで、最近気になることに「疲れた」という言葉をよく耳にすることです。体を使えば疲労感を覚えるのは当たり前ですが、体を使う前に、気持ちがもう疲れ果ててしまっているのです。
 目標がないために走り疲れている人、達成感がないために心地よい疲労感を味わえなくなっている人の、なんと多いことでしょうか。気持ちばかりが空回りして、余計に疲れを覚えてしまっているようです。

 聖書は「主に望みをおく人は新たな力を得る」といっています。主を待ち望むこと、それ自体が新しい力の源といっても良いでしょう。
 この言葉が述べられているのは、自分の道が神から隠されている、神から忘れられていると思い込んでいるイスラエルに対してです。自分で自分を神から見放されていると思い込んでいるのでは、力も出るはずがありません。聖書の神をしっかりと見据えている時に、人は本当の力を得ることができるのです。小さな目標は人それぞれでしょうが、その向こうに神を待ち望む人は新たな力をいつもいただくことができるのです。

 きょうのみ言葉・・・「主に望みをおく人は新たな力を得 鷲のように翼を張って上る。 走っても弱ることなく、歩いても疲れない。」イザヤ書40章31節

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