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レビ18章
「神の秩序を違えずに歩む」


これまで行われてきたいとうべき風習の一つでも行って、身を汚してはならない。わたしはあなたたちの神、主である。
(レビ 18章30節)

 神はエジプトで奴隷とされていた民を救い出し、シナイ山で律法を与えられました。そして、アブラハムに約束された地カナンに入る前に、その地に住む人々の避けるべき慣習に染まることがないように、おごそかに教えられます。それは、神ご自身が「わたしはあなたたちの神、主である」、「わたしは主である」と繰り返されることに表れています。

 決して、神の民イスラエルのために、ただ先住民を追い出そうとされているのではありません。「恥ずべき行為」や「秩序を乱す行為」は「身を汚す」だけでなく、これらの行為によって汚された地は、「そこに住む者を吐き出した」と言われます。神は罪の結果を知らしめ、民は追放されるだけでなく、神の民として断たれることのないように警告されるのです。

 「かつて住んでいたエジプトの国の風習や、わたしがこれからあなたたちを連れて行くカナンの風習に従ってはならない」(3節)。このことの核心は、「エジプトの偶像」(エゼ20章7節)と「彼らの神々にひれ伏し仕えてはならない」(出23章24節)にあります。「わたしの掟と法を守りなさい。これらを行う人はそれによって命を得ることができる。わたしは主である」(5節)。このことに尽きるのではないでしょうか。

 

 【祈り】

 聖なる神に従う者として、昔も今も変わらない秩序を貫き、身を汚すことのないようにお守りください。

小川 洋(高松教会)

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