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民数記7章
「臨在の主が目に留めてくださる」


指導者は祭壇奉献のための献げ物を携えて来た。…主はモーセに言われた。
指導者は祭壇奉献のための献げ物を、一日に一人ずつささげなさい。
(民数記 7章10節~11節)

 モーセに率いられた神の民イスラエルは、主が命じられたとおりに幕屋を建てました。それは「臨在の幕屋」と呼ばれ、「人がその友と語るように、顔と顔を合わせて」(出33章11節)主が語られる場所です。

 幕屋を建て終わった日に、そこで礼拝をするため、礼拝に用いるすべてのものが聖別されました。そして、礼拝をする場として整えるため、作業の分担が割り当てられました。

 礼拝を始めるにあたり、各部族の代表者がささげものを携えて来ました。12~83節までにはそのリストが記されており、同じ物が同じ数だけささげられています。印象的なのは、省略されることなく、集計結果だけが記されるのでもなく、一日ごとのささげものが丁寧に記されていることです。

 主は、それぞれのささげもの一つひとつを喜んで受け入れてくださる方です。私たちが生きる社会では、効率性が最優先にされたり、成果だけで評価が下されたり、時短がますます求められる風潮もあるでしょう。しかし、聖書が貴重な紙面をこのように用いることから、私たちのささげものや奉仕に、そして礼拝を重んじる信仰に、主は確かに目を留められているのだ、と覚えることができます。

 

 【祈り】

 主よ、きょう一日の、一つひとつの業を祝福してくださいますように。

古澤 純人(徳島教会)

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