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エレミヤ23章
「偽りの預言者のメッセージ」


お前たちに預言する預言者たちの
言葉を聞いてはならない。
彼らはお前たちに空しい望みを抱かせ
主の口の言葉ではなく、自分の心の幻を語る。
(エレミヤ 23章16節)

 エレミヤの時代、宗教指導者たちの堕落は大きな問題でした。「預言者も祭司も汚れ…」とあります(11節)。彼らは「姦淫を行い、偽りに歩」み、「悪を行う者の手を強め」る始末。さらに彼らは民にへつらい、自分の心の幻を語りました。神を侮る者や神に背を向け、頑なな心で歩む者に向かっても、罪を指摘せず、悔い改めを求めず「平和が…臨む」「災いが…来ることはない」と告げたのです。

 しかし、主はそのような偽りの預言者に対して「わたしはお前たちを全く退け、…お前たちをわたしの前から捨て去る」とおっしゃいます(39節)。

 ところで今の教会はどうでしょうか。罪が指摘され、罪からの悔い改めと立ち帰りがはっきりと語られているでしょうか。もし、慰めの言葉や、神の愛と憐れみだけが語られているとしたら、結果はエレミヤの時代と大差ないのでは、と恐れます。

 「わたしはただ近くにいる神なのか、と主は言われる。わたしは遠くからの神ではないのか。誰かが隠れ場に身を隠したなら、わたしは彼を見つけられないと言うのか」(23、24節)。神は、私たちの心の奥に深く隠している罪までも見通すことのできるお方です。

 

 【祈り】

 神よ、わたしの心には罪があり、御前に立つことができません。しかし、イエス・キリストを通して赦しを与えてくださることを感謝します。

木村 恭子(川越教会)

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