アラムの王ベン・ハダドが北イスラエルに戦いを挑んできました。イスラエルの王アハブはその要求に全面的に屈従しています(4節)。アハブは、ベン・ハダドの攻撃に際して神の託宣を求めません。神が預言者を遣わして「あなたの手に渡す」と告げても、優柔不断に誰を用いてするのかと質問し、あげくの果ては誰が戦いを始めるのかと問う始末です。彼はイスラエルに立てられた王ですが、自ら立って戦う姿勢が見られません。見よ、一人の預言者がイスラエルの王アハブに近づいてこう言った。「主はこう言われる。『この大軍のすべてをよく見たか。わたしは今日これをあなたの手に渡す。こうしてあなたは、わたしこそ主であることを知る。』」(列王上20:13)