月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年7月 9日(金)

列王上18章 主こそイスラエルの神

  

「わたしに答えてください。主よ、わたしに答えてください。そうすればこの民は、主よ、あなたが神であり、彼らの心を元に返したのは、あなたであることを知るでしょう。」(列王上18:37)

 カルメル山上での、エリヤただ一人とバアル預言者450名及びアシェラ預言者400名との、熾烈な信仰的闘いの場面です。神の警告として厳しい飢饉が起こったにもかかわらず、なおアハブ王はじめイスラエルの人たちは神に背き続けました。そのため、神がエリヤを用いてご自身の御力を示されたのです。

 最初にバアルの預言者たちがバアルに叫び求め、激しく身を傷つけましたが、何の答えも返ってきませんでした。それに対してエリヤが主に祈り求めると、直ちに聞き届けられ、天から火が降り注ぎ、一瞬にして水が蒸発し、いけにえが焼き尽くされました。この大きな奇跡により、民はようやく信仰の目を覚まし、イスラエルの神こそが真の神であると悔い改めて信仰を告白するに至ったのです。

 エリヤはこのとき、主を信じ従う者は自分以外にはいないと思っていましたが、神ご自身が共にいて戦ってくださっておられました。自分がいかに小さく貧しく弱く思えても、神はその者の信仰を通して大いなる救いの御業をなさる力あるお方であることを覚えたいのです。

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