月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年6月24日(木)

列王上4章 ソロモンの繁栄は神のことばの成就

  

ユダとイスラエルの人々は海辺の砂のように数が多かった。彼らは飲み食いして楽しんでいた。(列王上4:20)

 ソロモンは全イスラエルの王となり、国を治める高官たちを任命しました。これは現在の内閣を組織するようなものであり、イスラエルの政治の中枢が確固たるものとされたことが知らされます。また、全国に12人の地方組織の知事を置きました。ソロモンはダビデの組織を継承しながら、このように行政組織を確立することで、全イスラエルを治め、支配したのでした。

 このようなソロモンの行政組織のおかげで、ユダとイスラエルの人たちは、海辺の砂のように数が多くなり、彼らは飲み食いして楽しんだと言われています。政治と行政がしっかりとして、治安も安定し、経済も発展をしていったのでしょう。このことは神が族長たちになさった祝福の約束がソロモンのときに実現したことを示しているように思われます(創22章17節参照)。まさに神の祝福の約束は、ソロモンを通して実現されたのでした。

 このソロモンの繁栄は、ソロモンの業績がすばらしいから繁栄したのではなく、神が言われたから、繁栄しているのです。この神の言葉がもたらす祝福を、私たちは「子孫」たる主イエスの成就のゆえに、きょう、神をほめたたえましょう。

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