月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年5月23日(日)

使徒2章 天からの叫びが聞こえた

  

五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。(使徒2:1-2)

 私たちは聖霊について、そのすべてを知りません。聖霊なる神は、ご自身を目立たせるようなことはなさらないからです。しかし、その聖霊が、歴史においてただ一度、奇跡的な仕方ではっきりとその存在を明らかになさったことがあります。それが、使徒言行録2章の「聖霊降臨」の出来事です。

 そのとき、「激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ」たという言葉に心がとまりました。「烈風吹きすさぶがごとき音響が天から沸き起こって」という訳もあります。まるで主イエスが天から叫んでおられるかのように思えたことでしょう。私たち一人ひとりの魂を眠りから叩き起こして、この心にかかっているもやもやした黒い雲をすべて吹き払うような、激しい風が吹いたのです。

 この風に吹かれて、鈍くて愚かな弟子たちの命は刷新され、力強く立つのです。この風は、今も吹いています。教会に向けて吹きすさぶのは逆風ばかりではありません。逆風の中で、耳を澄ましてください。「さあ、ここからだ」との天からの叫びが聞こえてくるのです。

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