月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年5月21日(金)

ヨブ25-26章 神が備えていてくださる一本道

  

だが、これらは神の道のほんの一端。
神についてわたしたちの聞きえることは
なんと僅かなことか。
その雷鳴の力強さを誰が悟りえよう。(ヨブ26:14)

 有限な人間は、無限の神のことをすべて知り尽くすことはできません。神が教えてくださった御心しか知ることができないのです。ヨブは、神に信頼しているのに、なぜ神は苦難をお与えになったのか、その理由を繰り返し問うても、神は教えてくださいませんでした。ですから、ヨブは、神の御顔におびえ、怖がり、悩み苦しみは深まる一方だったのです。

 新約時代に生きる私たちには、聖書全体を通じて、神が万事を救いのために益としてくださることを教えられています。何よりも、神は、私たちを罪と滅びから救うために愛する独り子イエスに苦難を与え、十字架につけてくださった憐れみ豊かなお方です。

 私たちが知ることができるのは、「神の道のほんの一端」です。しかし、聖書を通じて知らされている神の道のすべてが、私たちの救いのためであるからには、未だ実現していない将来の道もすべては、私たちの救いのためです。主イエス・キリストの神の御顔を安心と喜びをもって仰ぎ見ながら、神が備えていてくださる一本の道を歩み抜きましょう。

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