月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年5月 4日(火)

ルカ24章13-35節 死人のうちよりよみがえり

  

「ところが、仲間の婦人たちがわたしたちを驚かせました。婦人たちは朝早く墓へ行きましたが、遺体を見つけずに戻って来ました。そして、天使たちが現れ、『イエスは生きておられる』と告げたと言うのです。」(ルカ24:22-23)

 日曜日の朝、キリストは復活され、弟子たちの前に現れました。幻を見たのではありません。遺体を納めた墓は空になっていました。復活の証人は他にも数多くいました。キリストは確かにその肉体をもってよみがえられたのでした。「イエスは生きておられる」のです。

 復活の出来事は、ただ死を克服して人びとを驚かせたということではありません。使徒信条は、「死人のうちより」よみがえりと告白します。キリストは、私たちと同じ人間になってくださり、死人の一人とさえなってくださいました。そして、その死人のうちよりよみがえってくださることによって、死にゆく私たちの救い主となってくださったのでした。

 このキリストの復活によって、私たちも世の終わりにおける「身体のよみがえり」の希望を持ちます。そして同時に、今すでに信仰によってキリストの復活の命に生かされています。「光あれ」と言われて世界を創造された神が、週の初めの日にキリストを復活させて命の光を照らしてくださいました。その光の中を、私たちはいつも歩んでいくことができるのです。

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