月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年5月 3日(月)

ルカ24章1-12節 3日目に

  

「人の子は必ず、罪人の手に渡され、十字架につけられ、3日目に復活することになっている、と言われたではないか。」(ルカ24:7)

 十字架につけられた金曜日から数えて3日目の日曜日の朝、キリストはよみがえられました。すでに弟子たちに「3日目に復活する」(ルカ18章33節)と予告されていたことが実現したのでした。復活は、この歴史の中で確かに起こった出来事でした。

 この日、死の力が打ち破られました。金曜日の弟子たちの悲しみと絶望は、土曜日の安息日の静寂を経て、日曜日の朝に驚きと喜びへと変えられたのでした。時間が過ぎて3日目には自然と気持ちが変わったというのではありません。その時間の中に、神が生きて働いてくださったのです。すべての歴史を支配しておられる神が、そこで特別な御業をなしてくださったのでした。

 この「3日目」は、新しい安息日の誕生ともなりました。それまでの、土曜日を安息日としていた旧約時代の信仰生活に代わって、キリストが復活された日曜日を安息日また主の日とする歩みが始まりました。日曜日ごとに、私たちはキリストが3日目によみがえられたことを思い起こし、その恵みに満たされて礼拝をささげるのです。

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