月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年11月28日(土)

黙示録12章 勝利の道を歩む

  

「兄弟たちは、小羊の血と
自分たちの証しの言葉とで、
彼に打ち勝った。
彼らは、死に至るまで命を惜しまなかった。」(黙示録12:11)

 もはや天に居場所がなくなった竜(悪魔)は、戦いに負けて、地に落とされます。そして、働き場所を天から地に移します(7-10節)。竜はこの世の君となって、地上のすべての人たちを惑わします。さらには地上の信徒たちをも惑わします。狙いは天国行きをあきらめさせること、神に依り頼むことによって与えられる希望を奪うことです。

 悪魔は、非常に巧妙な手段で、信徒を惑わし堕落へと誘います。彼らは苦難に遭います。迫害を受けます。周りの人たちから、時には家族や親しい友人たちからさえも理解されません。鞭打たれ、獄に捕らわれ、殺されることさえあります。

 しかし、ヨハネは信徒たちの勝利を語ります。勝利は、「小羊の血と、自分たちの証しの言葉」で与えられます。出エジプトの民は鴨居に小羊の血を塗って救われました。現代の信徒も、小羊の血による救いを信じ、小羊の血を飲むことによって勝利します。さらに、民全員で信仰を死に至るまで告白し続けることにより勝利します。人間的に見れば、敗北しているように見えても、信仰に生きるときにそこに勝利はあります。

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