月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年11月27日(金)

黙示録11章 当てのある人生

  

「この世の国は、我らの主と、
そのメシアのものとなった。
主は世々限りなく統治される。」(黙示録11:15)

 「当てのない旅」という言葉があります。計画や目的とは無関係の旅、放浪の旅、流浪の旅です。当てのない旅が好きな人もいれば、思いに反して、当てのない旅に出なければならなくなることもあります。意図せず、いつの間にか、当てのない旅をしていることもあります。

 童話『ブレーメンの音楽隊』は、人間に捨てられ殺されそうになった動物たちが当てのない旅に出て、死から逃がれ、当てを見つけるようになるお話です。当てのない旅に出て、当てを見つける時、そこに希望が生まれます。

 聖書の神を信じる人は、当てを見つけた人です。当てとは人生の目的地のことですが、聖書の神を信じる人には、神が約束してくださった確かな当てがあります。それは神の国、天の国です。キリスト者には天の国に入るという確かな当てがあります。ですから、人生の道の本筋からは外れることはありません。神が導いてくださるからです。神が世の歴史を治め、導いておられると信じているので、目の前の厳しい現実だけを見ないで、将来の完全なる統治を見て、希望に生きます。当てを当てにしながら歩みます。

Copyright (C) 2020 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.