月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年11月23日(月)

ゼカリヤ8章 永遠に失われないもの

  

「主はこう言われる。
わたしは再びシオンにきて
エルサレムの真ん中に住まう。
エルサレムは信頼に値する都と呼ばれ
万軍の主の山は聖なる山と呼ばれる。」(ゼカリヤ8:3)

 主がエルサレムの城郭の「真ん中」に住んでおられる。これは、当時のイスラエルの民たちにとって最も大きな慰めであり、真実でした。

 この前の時代、民たちは異教の地バビロンに捕囚にされていました。民の中のある者たちは、自らの罪を嘆きました。主は私たちから遠く離れておられると、主はこんな異教の街にはお住みにならないと、主はこんな忌むべき汚れた街にはお住みになられないと、その魂をつぐみました。その魂を閉ざしたのです。しかし、それは大きな誤りでした。主はその城郭のただ中にも共におられたのです。

 帰還した彼らの目の前にあったのは、廃墟と化したエルサレムでした。そして最も忌むべきことは、廃墟と化していたのは建物だけではなかったということです。廃墟と化していたのは彼らの内なる人であり、失われていたのは主への信頼と熱情でした。彼らはこの時、最も失ってはならないものを失っていたのです。

 けれどもこの街で一つだけ失われていないものがありました。それは、主の彼らへの熱情です。主の彼らへの愛です。この愛だけは永遠に失われることはありません。

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